『トムとジェリー』(映画)【レビュー】

作品概要

とあるニューヨークの一流ホテルで、世界中が注目するセレブカップルの「世紀のウェディングパーティー」が行われることに。ホテル中が準備に追われる中で、ある事件が起こる。あのいたずら好きネズミのジェリーがホテルに引っ越してきて大騒ぎ!新人スタッフのケイラは急遽“ネズミ対策”で猫のトムをボーイとして雇うも、ふたりはでニューヨーク中を巻き込んだ壮絶なおいかけっこを繰り広げ、さらにはある陰謀に巻き込まれウェディングパーティーを台無しにしてしまう。そのせいでクビになったケイラを助けるため、そして新郎新婦のため、ふたりはタッグを組むことになるが。はたして、命がけでケンカしてきたトムとジェリーは、最高のウェディングパーティーを開くことができるのか……。

公式HPより

感じたこと

・カートゥーンと実写は思っていたよりも違和感なく楽しめた

・劇中ガンガン流れるHIPHOPとトムとジェリーのドタバタ劇が妙にマッチしてて面白かった

本作は実写映像内に、無理やりカートゥーン(二次元のアニメ映像)を入れ込んだ、一見変な絵作りとなっている映画です。予告編を見た時は、その妙な世界観に「大丈夫かなー?」と思っていましたが、いざ鑑賞してみると違和感なく見ることができました。その理由としては、この世界のルールがしっかりと作りこまれ、また劇中、遵守されているからではないかと思いました。
例えば、このようなルールです。
・カートゥーンとなるのは動物だけ
・動物同志は会話をするけれども、人間と動物は会話ができない
・トムとジェリーは言葉を発しない(歌は除く)

ストーリーは、基本的にトムとジェリーがおりなすドタバタ劇が中心となっています。
最終的には、二人のタッグが物語の中心となり確かにその場面は、グッとくるものはあります。しかしながら、そこに至るまでのプロセスに、ややご都合主義的な面があることは否めません。

といっても、かわいらしいトムとジェリーのドタバタ劇を、これでもかというくらい存分に味わえるという意味では、素晴らしい映画だと思います。

主演のクロエ・グレース・モレッツやマイケル・ペーニャは、カートゥーンのトムやジェリー達と一緒にスクリーンに映し出されても不思議と違和感を感じません。二人ともアニメ的な少し丸みを帯びた顔だちということもあるでしょうが、特殊効果・視覚効果チームがトムやジェリー達の立体モデルを用意し撮影を行ったことが功を奏しているのだと思いました。

また、劇中はこれでもかというくらいに新旧の名盤HIPHOPが流れます。OPで流れる、ア・トライブ・コールド・クエストの楽曲は、その場面のカートゥーンと完全リップシンクした状態で披露されるので、MVかと思いました(笑)HIPHOPファンなら、より一層楽しめる作品だと思います。

総合的には面白い映画でした。続編があれば、また観に行きたいと思います。

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